結婚式のパーティードレスと合わせるボレロの選び方
お呼ばれ結婚式でコーディネートするパーティードレスにおいて、欠かせない存在が羽織物です。
ショール・ストールの需要もありますが、着崩れしない羽織物としてよく選ばれるのがボレロです。
特に、昼間に行われる結婚式では、夜に行われる結婚式よりも露出度を抑えなくてはいけないということから、肩や二の腕を隠すことのできるボレロが重宝します。
また、夏場の効きすぎな冷房が苦手な方も、ボレロのような羽織物を用意しておいた方がいいでしょう。
つまり、あらゆる場面で用意できるのなら用意しておいた方がいい羽織物、それがボレロなのです。
レンタルドレスの場合は、ボレロもセットになっている場合も多いですが、お手持ちのパーティードレスとは別で用意しなくてはいけないという方も、もちろんいらっしゃると思います。
目次
ボレロでパーティードレスの印象はどう変わる?
まず、これはパーティードレスのボレロに限った話ではありませんが、上に羽織っているものが変わることで、その羽織りの下に着ているものの雰囲気も大きく変わります。
例えば、ベージュなど、明るいカラーのボレロを選べば雰囲気が華やかに、逆に暗めのカラーのボレロを選ぶと、フォーマル感を印象づける着こなしになります。
その他、選んだ素材や、パーティードレスとの色の組み合わせによっても、全体的なコーディネートの雰囲気が大きく変わりますので、ボレロを選ぶことも、パーティードレスを選ぶことと同じくらい、重要なことです。
そこで今回は、結婚式用のパーティードレスと合わせるボレロの選び方について、お話したいと思います。
結婚式に選ばない方がいいボレロの素材はニット、コットン
まず、結婚式のパーティードレスで選ばない方がいいボレロを説明します。
ニット素材とコットン素材のボレロはフォーマルではNG
ニットもコットンも、ボレロという枠組みで見ればよく見られるものですが、お呼ばれ結婚式に着ていく場合、ふさわしいとは言えません。
ニットやコットンは”カジュアル”を連想させ、”フォーマル”なイメージの強い結婚式では浮いてしまうからです。
「別に安ものじゃないから良いのでは?」と思えるようなボレロでも、本来は私服に合わせるようなニット、コットン素材のボレロは結婚式に着ていくためには選ばない方が無難です。
結婚式にオススメのボレロの素材はシフォン、サテン、レース
上記とは逆に、結婚式に着ていくボレロでオススメの素材はシフォンやサテン、そしてレースです。
シフォン素材のボレロがオススメな理由
透け感のあるシフォン素材のボレロは、どんなパーティードレスとも合わせやすいです。また季節も選ばないので、最初の1枚とするなら、シフォン素材はオススメです。
サテン生地のボレロがオススメな理由
サテン生地のボレロも、私服で着るようなボレロとは違う高級感があります。
だからこそ、フォーマルな結婚式にサテン生地のボレロはふさわしいと言えます。
レース生地のボレロがオススメな理由
さらにレース生地のボレロも品が良く、女性らしく見えるので、パーティードレスとコーディネートしやすいです。
※レース生地のボレロは、網になっている部分にアクセサリーやドレスのビジュー等をひっかけやすいので、取り扱いには気をつけましょう!
パーティードレスの色に合わせたボレロの選び方
ここまでは、パーティドレスの素材(生地)の観点から、オススメのボレロ、避けた方がいいボレロについて説明しました。
ここからは、パーティードレスの色に合ったボレロの選び方を解説します。
パーティードレスと同じ色のボレロを選ぶのはNG
まず、ボレロの選び方として意識してもらいたいポイントは、パーティードレスと同じ色のボレロを選ばないことです。
- 黒のドレスに黒のボレロは「なんだか喪服みたい?」
- ベージュのドレスにベージュのボレロは「明るすぎて輪郭がぼやっとする?」
普通のお洋服をコーディネートする時も、同じかと思いますが、パーティードレスとほぼ同じ色の羽織り物を選んでしまうと、全体的なイメージが単調になってオシャレでなくなるだけではなく、黒なら「喪服っぽい」イメージになってしまい、逆にベージュや白系統なら「明るすぎて白に見える」ことで、花嫁のドレスの色と被ってしまうため、結婚式にそぐわないコーディネートにもなりかねません。
同系色のボレロを合わせたいという場合にも工夫し、1段階明るい色、あるいは暗い色で多少はメリハリがつくようにした方が良いでしょう。
ベージュ×黒など、ツートーンの組み合わせが定番
先述したように、パーティードレスの色とボレロの色は、メリハリがつくように合わせた方がオシャレに見えます。
例えば、ベージュなど淡い色のパーティードレスに黒のボレロを合わせると、黒がアクセントになり、ベージュだけでは膨らみがちな輪郭が引きしまってスマートに見えます。
逆に、黒やネイビーなど落ち着いた色のパーティードレスに、明るい色のボレロを合わせると、華やかさが増して、より上品でおしゃれに見せることもできます。
パステルカラーのパーティードレスの印象を引き締めるために黒のボレロが有効
色がパステルブルーやパステルピンクなどのパーティードレスを選んだ場合、「今さらだけど、ちょっと自分には可愛らしすぎるかな?」と思ってしまうこともあるかもしれません。
そんな場合は、黒のボレロをコーディネートすることをオススメします。
ふんわりした可愛らしいパステルカラーに、あえてシックな黒のボレロを合わせることで、いわゆる大人可愛い着こなしになります。
全体的な印象が引き締まり、フォーマル感も増しますし、「パステルカラーは着たいけど、若すぎる印象になるのはイヤ!」という方に向いたコーディネート方法です。
季節に合わせたボレロの選び方
先述したシフォン、サテン、レースのボレロは、1年を通して着用できますが、ボレロの種類の中には、着るのにピッタリの季節が決まっている物もあります。
それがジャケット風ボレロ、ベロア生地のボレロです。
秋・冬のフォーマルな装いにピッタリのジャケット風ボレロ
秋・冬のフォーマルな装いにピッタリなのは、ジャケット風ボレロです。
本物のジャケットのようにかたい生地ではありませんので、パーティードレスとも違和感なく合わせられることがオススメです。
襟付きのジャケット風ボレロはもちろん、今はノーカラー(襟なし)のジャケット風ボレロもあります。
ジャケット風ボレロは、着るだけできちんと感、フォーマル感が演出できる便利な羽織物です。
冬にあたたかみをプラスできるベロア生地ボレロ
当たり前ですが、冬は寒いので、あたたかみを感じさせるベロア生地のボレロを選ぶのもアリです。
ファーは殺生をイメージさせるので結婚式にはNGですが、ベロアやベルベット生地なら問題ありません。
ベロア生地は独特の起毛であたたかみを感じさせるだけでなく、高級感もあります。
パーティードレスに、さらに華やかさをプラスすることが可能です。
雰囲気別のボレロの選び方（ふんわり派？きっちり派？）
「ボレロひとつでパーティードレスの雰囲気が大きく変わる」と先述しました。
では実際に、どのボレロを選ぶことでどんな雰囲気になるのか、いくつか例を挙げてみたいと思います。
“ふんわり”したコーディネートにするならシフォン、フレア、パフスリーブのボレロ
ボレロで”ふんわり”としたコーディネートに仕上げるなら、シフォン、フレア、パフスリーブのボレロを選ぶことがオススメです。
シフォン、フレア、パフスリーブに共通しているのが、ぽわんとしたシルエット。
特に、袖まわりのシルエットがふんわりしていることで、全体的にも女性らしく柔らかなイメージになります。
どんなパーティードレスともコーディネートしやすいので、悩んだときの1枚に使えます。
“きっちり”きめるなら襟付きのボレロ、ジャケット風ボレロ
ボレロで”きっちり”したイメージに仕上げるなら、襟が付いているボレロ、ジャケット風ボレロを選ぶことがオススメです。
やはり、襟が付いているだけで、パーティードレスの印象も引き締まり、フォーマルな場に適したきっちりとした着こなしになります。
また、襟付きのボレロやジャケット風のボレロは、「手持ちのパーティードレスを大人っぽく見せたい!」という方にも適したボレロです。
購入したボレロのお手入れ方法
購入したボレロのお手入れ方法ですが、やはり自宅で洗濯するのではなく、クリーニングに出した方が賢明です。
私服で着るようなボレロとは違い、パーティードレスと一緒に着用するようなボレロは、生地がやわらかくデリケートなので、自宅でのお洗濯では、生地が傷んだり縮んだりしてしまう場合があります。
自分で選択した後のアイロンも難しく、よっぽど慣れている方でないと、ドレープデザインのボレロやギャザーのクセ付けがうまく出来ないかと思います。
また、先述していますが、レースやシフォンなどのボレロは、ひっかけにも注意してくださいね!
ほぼパーティードレスとは1セットで考えられる、ボレロ選び。
「どんなボレロがいいの?」と悩んだ場合は、シフォンやレースの、1年中着用できる薄手のボレロがおすすめです。
また、シフォン×レースなど、異なる生地がリバーシブルになっているものも便利です。
ちなみに、vividressではボレロのみのレンタルもできます。
パーティードレスは購入したけど「ボレロにかけられる予算が少ない……」という場合は、ぜひレンタルもご検討くださいね!
また、パーティードレスをお持ちでない方にも、パーティードレスとボレロをセットでレンタルできるプランもございますので、お気軽のご覧ください。
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